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  • ジャスミン

【第2回】高千穂の若者は今!佐藤大喜さん(20)


第2回 高千穂の若者は今!

今回取材をさせていただいたのは

旅館神仙 常務取締役

佐藤大喜さん(20)

1998年生まれ

高千穂小学校、高千穂中学校卒業後

延岡の高校に進学。卒業後は大阪の料亭に勤務

その後高千穂にUターンし、家族が営む旅館に転職

現在、常務取締役として活躍中

(ジャスミン)

本日はよろしくお願いします!

(佐藤さん)

お願いします!

佐藤さんは高校まで高千穂、そして延岡にいらっしゃったようですが

どのような学生時代を過ごされていたのですか??

野球少年でした!

小学校から高校まで野球一筋で・・・

高校も野球がしたくて遠くの高校を選んだんです。

そしてずっと坊主でした笑

野球少年だったのですね~

そして卒業後はなぜ大阪に??

もともと料理を学びたくて

大阪の某有名な料亭で働いていました。

料理に興味があったのですね。

料亭ともなると高度な接客技術が求められそうですが

佐藤さんは昔から人と接することが好きだったのですか?

はい!小さい頃から親から

「友達は大事にしなさい」と言われていまして

なので自分は人と接することが好きなんだと思います。

他には何か言われていたことはありますか?

特には・・・思い出せないですね。

基本、自己責任において自由にさせてもらっていたような気がします。

最低限のマナーを教わったのと、とにかく友達は大事にしなさいと。

それだけです😁

周りを大事にされているからこそ佐藤さん自身も

地域の方々をはじめ、たくさんの方々に愛されているのですね~

(2月に行われた「神話の高千穂 建国まつり」では見事1位の神武天皇に抜擢!

高千穂の神々にも愛される佐藤さんです)

ところで、高千穂にUターンし家族経営とはいえ

今の仕事に慣れるまで戸惑いなどはありましたか?

そうですね~

当然はじめは分からないことが多かったので

専務と支配人、そして中女将に教わりながら

やっていました。

企業で言うところの新人研修ですね。

ちなみに実のお母様である女将さんから

直接教えてもらうこともあるのですか?

もちろんあります。

家でも仕事上の相談に乗ってもらったりしてます。

やはり家でも女将さんと呼ぶのですか??

また、社長であるお爺様のことは??

いや、さすがに家ではお母さんです(照笑)

祖父に関しては・・・昔から「ジジ」と呼んでいます笑

小さい頃舌が回らなくて「おじいちゃん」と発音できなかったんですよ〜

本人は「ジジィ」と言われてるみたいで初めはちょっと不満そうでしたが

今ではもう慣れたみたいです😁

気軽に相談できる親子関係、そして仲が良さそうで羨ましいです😄

ところで仕事において特に大変なところ、力を入れているところは

何でしょうか。

大変なのは同時に二つの仕事を両立して進めることです。

なぜかと言うと、ちょうど客室清掃のタイミングが

お客様のお出迎えの時間と重なることが多くあるんです。

いつお見えになるかわからないので無線で

フロントの人と連携を取りながらお客様がいらしたら

清掃の服からすぐに制服に着替えてお出迎えをする。

この連携が最初はとても難しかったです。

やはり最初のお出迎えしていただいた時の印象って

その後もずっと残りますものね。

一度に二つのことを同時進行でやるのは至難の技だと思いますが

どちらも重要な任務なので心を込めてやっておられるのですね。

はい、その通りです!

あと、お客様には忙しくバタバタしている姿を見せたくないので

出来るだけ余裕を持ってお出迎えするということを心がけています。

お客様に安心して旅の疲れを癒していただけたらなと思います。

(門の前でお客様をお出迎えする佐藤さん)

はい、あと自分は浴室清掃の時にちょっとこだわりがありまして。

と言うと??

水を1滴も残したくないんです。

だって自分がお客様の立場だったらその方が気持ちが良いじゃないですか✨

抜かりない😮✨

自分のこだわりを持ってやることは良いことですよね。

客室清掃って結構大変で

だからこそ一番大変なことは自分が率先してやりたい。

一般的に面倒なこととか大変なこととかって

年下や部下がやると言う風潮があるじゃないですか。

だから自分はそれを任せっきりにしたくないという思いもあります。

ご自身も十分お若いのにそこまで考えられるってすごいです~

単に仕事をこなすのではなく工夫しながらやっているのですね。

あと、もちろん接客も大事にしています。

自分はとにかく人と話すことが好きなので楽しんでやっています。

その中で特に大事にしていることは何ですか?

お客様が考えていることを

先を見据えて行動することです。

というと??

先のこと先のことを考えてお客様に接することです。

なるほど。想像力が試されますね。

他に気をつけていることなどありますか?

そうですね~

自分の感情を表に出さないと言うことでしょうか。

と言うと??

例え失敗したとしても雰囲気を悪くしないように

冷静な判断を心がけています。

プロ意識ですね。

前にお客様の忘れ物をお渡しするのを

忘れてしまったことがあるんです。

そのお客様は観光に行かれると言うお話を伺っていたので

すぐにお客様のところまでお届けに行きました。

するとその方はとても感動してくださいました。

その時に冷静な判断ができてよかったと思います。

ピンチをチャンスに変えてまた一つ学びを得たのですね。

また、この仕事を通じて嬉しかったこと・感動したことなど

はありますか??

お客様から感謝されると素直に嬉しいです。

ご宿泊のお客様へのアンケートがあるのですが

8割くらい書いてくださいますね。

書いてくださること自体ありがたいことなんですけど

そこでお褒めの言葉やご指摘をいただけることが何よりの励みになり

そして改善にも繋がります。

お客様からのフィードバックは宝ですものね。

そして帰られたお客様からお土産が届くこともあるんです。

とても感動しました。

おもてなしする立場でありながら

逆にお客様からのサプライズ!!嬉しいですよね~

ちなみに旅館業ならではの職業病みたいなものってありますか?

そうですね~

職業病というのかどうかはわかりませんが

プライベートでホテルや旅館に行くと

どうしても隅々まで気になってしまいます。

ご自身が徹底して業務に励んでいるからこそなんでしょう。

でも素直に旅行を楽しみたい気持ちも分かります。

あと、先日「変なホテル」という名のホテルに宿泊したのですが

「変なホテル」!?

はい、従業員が全員ロボットなんです!

効率は良いのかもしれませんが

やはり表情がないので人間の接客がいいなぁと改めて感じました。

初めて知りました!面白いホテルがあるんですね!!

確かに、人の温かさは何にも変え難いものですよね~

最後に、佐藤さん!今後の目標や夢をお聞かせいただけますか?

はい、自分の夢は

「神仙を世界一の旅館にすること」です!!

頼もしい後継者ですね!

今後も佐藤さんのご活躍を期待しております。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

インタビュー後、佐藤さんに旅館神仙を案内していただきました!!

門を抜けると・・・素敵なお庭が✨

そして「十三重の塔」!!

ここをお見せしたかったんです!と佐藤さん😀

そして離れ宿の前の鳥居をモチーフにした門構⛩

ここでよく海外のお客様が記念撮影していかれるとか・・・

なので私も観光客の気分を味わってみました🤗

そして鯉の餌やりタイム🐠懸命にパクパク食べている鯉に癒されているのだそうです😉

私もやってみましたが・・・あれ?全然寄ってこない!笑

やっぱりご主人様の餌が一番良いのかな??

旅館の敷地内が神社の境内のような神秘的な空間にとっても癒されました!!

旅の疲れを癒してくれるのも旅館の醍醐味!

入り口にある神仙の看板です。

迫力がありますね。

ご宿泊の際の記念撮影にぴったりの場所です 📷

最後に記念撮影!

慣れない場所で緊張気味の私に「ピースしましょう😁」と

声をかけてくれる、どこまでも気さくで優しい佐藤さんでした!

神呂木の庄

旅館 神仙

住所:〒882-1101 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1127−5

電話番号:0982-72-2257

FAX:0982-72-5488

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