大学生が高千穂に来てみれば(2)
- なっち & めぐ
- 2016年2月27日
- 読了時間: 6分
食後は観光神楽を見に行きました。
このときに文明さんに教えていただいた、神楽についての説明を。
神楽には夜神楽と観光神楽があります。
夜神楽は年に一度行われていて、神様の格好をした人が舞をします。
様々な神様が交代で舞い、それは一晩中続きます。
夜神楽の日には集落中の人が集まるだけでなく、日本全国から人がやって来ます。
そして、酒や料理をもってきて大宴会。
みなさん、一年中夜神楽の日を楽しみにしています。
観光神楽は、夜神楽の一部を抜粋し、1時間ほどに短縮したものです。
観光神楽は、高千穂神社で、正月以外毎日行われています。
舞をする人は、「奉仕者」の方言で「ほしゃどん」と呼ばれています。
ほしゃどんには、普段勤めている人や農家さん、さらに小学生や中学生もいます。
みなさん、仕事終わりや放課後に練習されています。
そうやって、高千穂の神楽は、なんと室町時代から受け継がれているそうです。

観光神楽が始まったのは夜8時。
ほしゃどんのみなさんがお仕事を終えてから来られるからこの時間だそうです。
平日にも関わらずたくさんの観光客が見に来ていました。
神楽は、迫力があってとってもかっこよかったです!
私は、てっきり神職さんかプロの方が舞っていると思って見ていて、終わってから普段別のお仕事をされている方だと聞いたのでびっくりしました。
神楽はもちろん神聖なものですが、お堅いイメージではなく、誰でも楽しめるものだと思いました。
見たことない人は、ぜひ一度行ってみてください!
観光神楽を見れば、本番の夜神楽にも行ってみたくなること間違いなしです☆
神楽を見終わった私たちは再び高藤家へ。
この日はここにお泊りです。
疲れたので今日はもうおやすみ・・・とはいきません。
テーブルには高千穂名産の焼酎が並んでいます。
文明さん、文明さんのお母さんとテーブルを囲み、長い夜のはじまりです!!
焼酎をお湯で割り、はちみつを舐めながらいただいたんですが、これが絶品でした!
それもそのはず、このはちみつは都会では一瓶3000円は下らない、貴重な二ホンミツバチのはちみつだったんです!
焼酎片手に話は弾みました。
文明さんがハチの捕り方を教えてくださったり、オオスズメバチを漬けたお酒を見せてくださったり。
文明さんのお母さんからは嫁いできたときのお話までお聞きしちゃいました。
文明さんもお母さんも高千穂やそこに住む人たちのことが大好きだという気持ちが伝わって、私たちも高千穂が大好きになりました。
会ってすぐの私たちにここまで親しくしていただいて、もう感激でした!!
すっかり話し込んで、時計を見るともう午前3時。
明日も早いのに、楽しすぎて時間を忘れていました(笑)
初日から素敵な人たちに会えて、感謝の気持ちでいっぱいです!
本当にありがとうございました!!
2日目からについては、同じく農業交流ネットワークの阿部さんにバトンタッチです(^^)/ ======================================
はじめまして、農業交流ネットワーク(通称:農交ネット)の阿部夏海と申します。
京都大学農学部の2回生で、生物学から社会学まで、幅広い観点で農学を学んでおります。
そうそう、モー娘。のなっちと漢字違いの同姓同名なのです。だんだんなっちと言っても通じなくなってきていて少し淋しい…(..)
さて、今回は地域おこし協力隊・板倉さんのお誘いを受けて高千穂町を訪問させていただきました。
創設23年目の農交ネットですが、九州の農家さんと交流するのは初めて!
たくさんの出会い、ありました。
たくさん心動くこと、ありました。
拙い言葉ではありますが、ありのままの言葉を届けられたらな、と思っております。
どうぞお付き合い下さい♪
*
2月18日木曜日。
寒さで目覚める。
さむっ!家の中やのに息が白いよ!
前日(というか当日)朝3時まで騒いでいたのが響いたのか、みんな布団から出られない。。
なんとか布団の誘惑に打ち勝って居間に出ると、食卓いっぱいのおかずが!!
白菜のお漬け物、かぶの三杯酢漬け、切り干し大根のお浸し…
かっぽ鳥と一緒に竹に入れて炊いたきのこも…朝から大興奮。
お漬け物が多いのは里山ならではの文化なのでしょうか。にしても、こんなにもバラエティ豊かとは…。下宿の大学生活ではありえない豪華さ。ありがたい。
もりもり食べて布団を片付けて、みんなで写真を撮ってさぁ出発!

面白くてあったかい高藤さんご家族。すっかり大好きになりました。また来たいなぁ。
*
午前中は452でプレゼンの作業。
昨日お世話になった甲斐さんとの交流をもとに、高千穂町の魅力を発信するためのプログラムを考えます。
「どうすれば町の人たちのためになるだろう」
「日常を守りつつ外部の人間を受け入れることは可能か」
「そもそも魅力を伝える意味って?」
メンバー4人で熱く議論。
結局、この日は具体的なプログラムの策定には至りませんでした。
ですが、
「町の人たちと私たち(外部から来た人)の間には魅力発信の考え方にギャップがある」
「今、社会で求めらている”生存実感”を得る場所としての高千穂」
など、普段京都で過ごしている中では考えられなかったことを言葉にすることができました。

↑ある人のメモノート。キーワードがたっくさん。
*
午後からは農業体験。
今日は農畜複合型の農家さんに会いに行けるそうな。
実は私たちのサークル・農交ネットが畜産に携わらさせてもらうのは初めてのこと。わくわく…
お世話になったのは、下川登の農家・橋本さんご夫婦。
にかーっと笑った時の笑顔が印象的な憲史さん(神楽の写真とのギャップがまた素敵)と、
”みんなのお母さん”という言葉が誰より似合うちさこさん。
牧草をロールにして倉庫になおす(大阪弁で「収納する」)作業や牧草を軽トラに積む作業、牛養いも手伝わさせていただきました。有名な水路の見学もさせていただきましたよ。先人たちの知恵と努力を感じ、これまた感動。
詳しい作業の内容は文面上割愛しますが(高千穂アグリタイムズをご覧ください!)
牛たちのまなざしにとっても惹かれました。
牛舎で作業をしていたらじーっとこちらを見つめる視線が。

なんだか嬉しくなって、頭を撫でようと手を近づけるのですが、きまって首を引っ込める。
「怖いんかーい!」
大阪人である私は心の中でつっこまずにはいられませんでした。(大阪弁、怖くないですよ)
生き物って不思議ですよね。何を考えているのかわからない。
けれど、目を見れば何だか語りかけられているような気がします。
あなたもわたしもおんなじ生き物なんだよ、生きてるんだよ、と。
おやつにはちさこさんお手製のシフォンケーキを。自家製の小麦粉(!)で作ったものだそう。そのふわふわ~感、メンバー全員が虜に。
晩ごはんは橋本さんの親戚のとも爺、板倉さんを交えてBBQ。
いやぁ。高千穂牛、おいしいですね。最高。
ビールと焼酎、五ヶ瀬町のワインとともにおいしくいただきました。なんて贅沢。。
お酒が入るとまた場も盛り上がる、盛り上がる。みんな笑顔、笑顔、笑顔。
そのままあったかい布団で眠る。これを至福と言わずして何と呼ぶのでしょうか。
印象的だったのが、
「夫婦やったら仲良しなの当たり前でしょー?!」
というちさこさんの言葉。(憲史さん「(うんうん頷く)」)
こう言うお二人はほんっとに仲が良いのです。今までお会いしてきた農家さんの中でも仲の良さはNo.1と言っても過言でないくらい。いつか私もこんな家庭を築きたいものです。
別れを惜しみつつ、再会を約束してお別れ。

必ずまたお世話になります!!待っててくださいね。