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  • 高千穂高校生徒会

挨拶のベストな距離を求めて(1)


伝統名高い、高千穂高校。 この高校が力を入れているものに「礼法指導」がある。 伝統名高いだけあって難しい言い方をしているが、 要するに「挨拶しよ!」ということである。 それは学校で先生に会った時でも 町中で知らない人とすれ違った時でも変わらない。 出会った人と「おはようございます」「こんにちは」を言うことは、 高千穂高校の常識なのである。 そんな高校で過ごしているなか、我々は一つの疑問を抱いた。 こんな経験はないだろうか。 遠くの方に知り合いがいたとして、それに気づく自分と相手。 突如ながれる気まずい雰囲気。 そしてこう考えるはずだ。 遠すぎても近すぎても失礼だ。 いったいどの距離で挨拶すればいいんだろう? 素朴な疑問?のように思えるが、考え出したら夜も眠れない。 このままじゃ学業に支障がでるので、思い切って検証してみることにした。

どうやって測ろうか

とはいえ、挨拶の距離なんて生まれてこの方測ったことが無い。 どうやって測ったものか…。 これを逃したらもう一生することはないだろうという課題を前に チーム一丸となって考え抜いた。

真剣に会議。 結果、2年4組担任の和田先生に協力してもらい このような方法をとることにした。 Step1 廊下の先に先生を置く Step2 生徒を待ち伏せる Step3 挨拶したら必死で止める Step4 先生と生徒の距離を測る 完璧だ! この方法でデータを取って、いろいろ考察してみよう。

さっそく和田先生を配置。

実際やってみた

舞台は朝の七時半から。授業が始まる普通科棟である。 今回は2-4の教室がある4階の廊下で検証してみることにした。 階段から教室までの距離はおよそ50m。 朝の眠たい体にムチを打ち朝課外にやってくる。 2-4の人たちの寝ぼけた顔をカメラに収め... じゃなくって そうだった 今回の目的は「あいさつの距離」。 よし、張り切っていこう! 7時12分に一人目が登校。勉強頑張ってくださいな。

お足もと、失礼しまーす。 しかし、ここで問題発生! 一回一回メジャーを巻いていたら時間がかかりすぎるのだ。

モタモタしてたら後ろからどんどん人が… これでは怪しまれてしょうがない。 そこでこうしてみた↓

廊下の端にひっそりと這うメジャー。 あらかじめメジャーを置いておく作戦である。 カンのいい人には気付かれるかもしれないが気にしない、だってB型だし。 この方法に変えた結果スムーズかつスピーディーに 調査を進めることができた。 しかしその後も、さまざまなアクシデントに見舞われる調査団。 その中の一つを紹介しよう! 194センチもある長身を揺らしてあらわれた少年A。

廊下の奥にたたずんでいるのが少年A。 かなり手前にいるはずの女子と同じくらいの身長に見える。 なんと彼は挨拶の距離マイナスを叩き出したのだ。 つまり無言のまま先生を通り過ぎたということである。 これは由々しき事態! もちろんこの後しっかりと怒られてました。

だめじゃないか、きちんと挨拶しなきゃあ! どうして挨拶しなかったのか聞いてみたら 「右端にメジャーが見えて怪しかった」と回答。 それだけで俺らの計画を見破ったのかよ。すごいなお前。 そんなこともありながら、無事30人分のデータを回収できた。

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