top of page
  • ゆりゆり

THE 消防団(2)


今回お邪魔したのは、「機動分団第一部」の車庫。 三田井の町のどまん中、城山交差点にある。 案内してくれたのは、部長の久崇さん。 消防車とともにお出迎えしてくれた。 ちなみに目下彼女大募集中とのこと。

こちらが消防車。 町内に5台あるポンプ車のうちの一台です。

どんな悪路でも進まなければいけないので、もちろん四駆!

中には団員の装備やホース、機材などが積み込まれている。 前章で言ったとおり、機動分団は町内全域が出動範囲なので、 火災が発生したら団員はこの車庫に集合する。 第一部は16名の団員がいるが、そのうち5人そろったら出動。 残りは各自現場へ駆けつける。 火災現場でまず確認を要するのは、水利と呼ばれる防火水槽などの水のある場所。 水利は各地区ごとに様々設置されているので 火事現場に近いなど、利用しやすい水利を選択するのは地元の分団の知識が頼り。 また、そこから出火元までの距離によっては、 他分団との連携によってホースを繋げたりする必要があるため やはり地元の分団の協力は欠かせない。 (機動分団のポンプ車には20mのホースを14本積んでいるので、 単純計算で280mまでは何とか大丈夫とのこと)

こちらが消火の要のホース。くるくる巻きになって収納されている ところで、防火水槽ってどこにでもあるものなのだろうか? 三田井・町区在住の私は、あまり見かけない気がするけど…。 と思っていると、 「防火水槽だけでなく、消火栓、小学校のプールなども活用します。 それに、三田井の街中では地下のあちこちに水があります。 ほら、ここにも…」 と車庫の下から水が出現!

車庫の入り口にある謎の蓋を開けると、そこには水がなみなみと。 おもわず「おお~っ」と歓声をあげてしまった。 普段の生活では気づかないところに こうして町を守る頼もしいアイテムが隠れてるなんて、ちょっと感激である。

もっと潜入!消防車庫

さてさて、せっかくなので、消防車庫の中をちょっと探検。

まず発見したのがこちら、火伏地蔵のお札。 年に一回、団員でお寺に火伏のお札をもらいに行くとのこと。

次に、車庫の中の細い階段を上がると...

そこに広がるのは、団員たちの憩いの場。

それにしても、お酒の多いこと。 これもまた団員の楽しみの一つらしい。

団員の思い

最後に、工藤さんに消防団への思いを伺った。

「自分たちの町は自分たちで守る。そういう思いでやっています。 だから、充実感はあります。 消防団に入らなければ知りあわなかっただろう、いろいろな世代の人との 人脈もでき、地域とのつながりを感じています。」 -「西臼杵広域行政事務組合消防本部」ができることに対して 「昔からの活動を活かして、志は変わらず、 これからもがんばって町を守っていきます。」 なんだかとっても頼もしい。

消防操法大会に向けて

工藤さんたちは、現在7月27日に行われる「高千穂町消防操法大会」に向けて 平日は毎晩練習に励んでいる。 昨年は「自動車ポンプの部」で見事優勝。 今年は町大会優勝はもちろん、郡大会、県大会も優勝し、 全国大会出場を目指しているとのこと。

こちらが「宮崎県消防操法実施要領」。 これにのっとって、消火活動をいかに迅速かつ正確に行うかを 競うのが操法大会。 高千穂町の大会は下記の日程で行われるので、 団員たちの熱き戦いをぜひご覧あれ。

★高千穂町消防操法大会 日時:平成26年7月27日(日)13:00~ 場所:高千穂町総合運動公園 今回取材してみて、多くのトリビアを発見した。 と同時に、消防団ってやっぱり高千穂の町になくてはならない存在なんだ ということを実感した。 これからも、火災現場のみならず、さまざまな場所で 彼らの活躍に期待したい。

+++書いた人++++++++++++++++++++++++++++

ゆりゆり 静岡県駿東郡出身。 ちゃきちゃきしゃべる、3児の母。 好きな色は赤色。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++

閲覧数:136回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page