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川を歩けば――神代川編(2)

  • まどごん
  • 2014年6月26日
  • 読了時間: 4分

♪神代川の清き水~♪の正体

松能橋とお別れをしてさらに進む。 また、しばらく川面は姿を隠し、川の気配を感じるのみである。 気配を追い、「清き水」のヒントにもアンテナを張って進み続けると 木の生い茂る森のような雰囲気の場所にたどり着いた。 場所は高千穂小学校の下。通称・神代川公園だ。

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ジャングルジムやブランコ、そしてなぜか二宮金次郎のいるこの公園。 その隣に、立派な幹の大きなケヤキの木がある。 風も涼しく気持ちのいい場所だ。

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何やら感じるものがある雰囲気…。

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根元には涼しげな泉が湧いている。 近くには説明看板もあった。

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泉の名は「天真名井」! 「ニニギノミコトがご降臨の時、 この地に水が無くアメノムラクモノミコトが再び高天原に上がられ、 天真名井の水種を移されたと伝えられており、御神水として信仰されている。」 と書かれている。 これは、高千穂町民ならばなじみ深い「天孫降臨」神話のことですね。 小学校で習いました! 以下、復習! 【天孫降臨 神話】 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  主人公・ニニギノミコトは、アマテラスオオミカミの孫。  天上の世界・高天原(たかまがはら)に住んでいたニニギノミコトは  ある日、おばあちゃんであるアマテラスオオミカミに呼び出された。 「ニニギよ。地上世界には今、統治するものが必要です。 お前、ちょっと行って治めてきなさい。」というのである。 わーお、おばあちゃん結構無茶言うなあ。 と、ニニギノミコトが思ったか思わなかったかは定かではないが とにかくその使命を果たすべく、お供の神様を引き連れて 「竺紫(つくし)の日向(ひむか)の高千穂のくじふるたけ」に降り立つのであった――。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ この時、地上に水がなかったので、天上世界から持ってきたのが天真名井ということ。 

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なるほど、この水が流れ込んでいるから、神代川は「清い水」なのか! よし!こうなったらさらに詳しい方に聞いてみよう! Let's!キャラバ~ン!

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神様のことといえば、神社。 天真名井のそばにある荒立神社に行ってみた。

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荒立神社の興梠宮司。 突然の取材に快諾してくださいました。ありがとうございます。 お話を伺うと、 宮司が子供の頃は天真名井のお水でお正月の若水汲みをしたり 夏には野菜を冷やしたりしていたそう。 また、妙見様もお祭りされ、多くの人々に信仰されていたとのこと。 こんな話を聞くと、昔の神代川と天真名井が見たい!と思い 町役場企画観光課にて写真を探していただいたところ、みごと発見!

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柄杓で水を汲むおばあちゃん。 きれいなお水が地元の人々の身近にあったんだと感じさせる写真である。 現在は残念ながら、 湧き水の量が少なくなり、生活水として使うことはなくなってしまっている。 少しさびしい。

癒し――そして起点へ

「清き水」の正体が判明し、気持ちがすっきりしたので目的は達してしまったのだが せっかくなので起点まで行ってみた。

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こちらが神代川の起点。 天真名井から起点までは、道と川面との距離も近くなってくる。 小さい橋がいくつも架かり、 「集落の川」といった雰囲気である。

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ちっちゃな橋。

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川に降りられる場所も。 気持ちの良い散策路になっているので、ぜひお散歩に歩いてみてほしい。 ちなみに現在、町と西臼杵支庁が中心となって 「かわまちづくり協議会(仮)」を立ち上げ、 神代川の景観再生とともに周辺のまちづくりを計画している。 今回取材した場所も計画に含まれている。 今後の神代川がどう変化していくのか楽しみだ。 では最後に、神代川で撮った癒しのBGMをお送りして締めとしたい。 3分間エンドレスで流れる神代川のせせらぎ。 おやすみ前などにどうぞ。

さわわ。さわわ。

+++書いた人++++++++++++++++++++++++++++

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まどごん 宮崎県高千穂町出身。 高千穂町の歴史の勉強に余念がない。 好きな色は水色。

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